今日は、映画「パンズ・ラビリンス」を観てきました。
これはファンタジーであり、スペイン内戦が舞台の戦争映画でもあります。
基本的に内戦下の人間模様(というか政府軍のとある部隊)が殆どで、主人公は夢見がちな愚かな少女にしか見えず、ファンタジーを求めている人には酷くつまらない作品に見えると思います。
ですが、内戦のほんの一部分とは言え結構生々しくて興味深く観られました。
ただ、幻想と現実が完全に分離され収まっているので、それぞれの時間が削られ説明不足というか語られない多くの内容があり少々物足りないです。
映画ではなくTVシリーズであったなら良かったかも知れない。
レジスタンスのことももう少し知りたかったし、あの奇妙な人食いの化け物や大ガエル、幻想の国についてももう少し知りたかったです。
あと、ちょっと残酷なシーンが多々ありますので、そう言うのが苦手な人にはお勧めできません。
多少物足りなさはあるものの大筋楽しめました。
笑うところが全くないのは少し寂しいですけど。
結局、ハッピーエンドだったのか…悲劇だったのか…。
どちらでもあると言うのが正解でしょう。
色々考えさせるあのエンディングは印象的でした。
誰を主に置くかでハッピーエンドにも悲劇にも成りうるという。
この作品は、かなり人を選びます。
観に行く人はお金を捨てる覚悟で臨みましょう。
もう少し詳しいあらすじなどはまた後日。
次に観に行く映画は多分、「ダーウィン・アワード」です。
でも、来春公開なので、その前に「ロボ・ロック」を観に行くかも。