使っていたRFID Wirelessマウスがとうとう動かなくなりました。
頻繁にPadを落としてはUSBケーブルを足に引っ掛けた結果、ケーブルが剥き出しになっていましたので、今までも動作がおかしくなることがちょくちょくありました。
そして、最近またしても机から落下したのち、ついに動かなくなってしまいました。
原因は、ケーブルの断線だと思うので半田付けすれば直ると思いますが、折角なので分解してみました。

マウスの裏側。
LEDを使った光学マウス。


「QC PASSED」のシールの下に隠しネジ(プラス)があります。
木ネジなので、何度も開け閉めしているとネジ穴が削れて締まらなくなるので注意。

分離したところ。
右側は爪に引っ掛かっています。

上下に分離。
上蓋の上の方にある2つの四角い突起はマウスの左右クリックボタンに押される板。

何故か、右クリックボタン側だけ欠けている。
カラカラ音もなく、開封後に何も出てこなかったので最初から。
この形状がクリック感をよくする仕組み…なわけないですね。
動作には支障有りません。

左右の赤いパーツ:左右クリックボタン用プッシュボタン。
中央の黒いパーツ:ホイール。
ホイールの軸が刺さっている左の黒いパーツ:カウンタ。
ホイールの回転数を計測。
ホイールの軸が乗っている黒いパーツ:ホイールクリック用プッシュボタン。
左右の赤いプッシュボタンと同じもの。
ホイール右下のLEDは照明用。
マウス使用時にマウスの左右がほんのり赤く光ります。
このLEDはLED3。
基板にはLED3の横にLED4用の孔があるが未装着。
LED1も有るが、LED2は基板のどこにも記述無しで未装着。

写真上側の「OM02」と書かれたチップ:光学マウス用センサー。
写真右のLED:センサー用の光源。(LED1)
LEDの光は左のプリズムによって光をPad側に折り曲げられPadで反射します。
その反射光は、センサーの下部にあるレンズを介してセンサーに入ります。

基板の裏側。
アンテナ用のコイル。
Padから磁界を受けると誘導起電力で電流が流れる…と言った感じでしょうか。
中央の黒いパーツのスリット(小さい孔)の下にセンサーがあります。
スリットを付けているのは迷光防止のため。
測定に不要な光は極力カットします。

LED1からの光をセンサーへと導くためのプリズムとレンズ。

Padの裏側。
4つのネジ(木ネジ)で固定。
Pad本体側のパネルの外し方は不明。
滑り止めシールの下にネジが隠されているのかも知れないけれど、板が薄いので接着の可能性が高い。
無かったら目も当てられないので今回は未処理。

フタの脱着。
2カ所ほど削ったり傷つけたりして配線をカットしているのが気になる。
問題なく動いているので不要なのでしょうけど。
設計ミス?

問題の箇所。
背景が同色で判りづらいですが、少しだけ線は繋がってます。

仕方がないのでこのマウスを引っ張り出す。
カーソルはトラックボールで動かします。

横から見るとこんな感じ。
握りの部分にもクリックボタン。
左クリックと同じ機能です。
やはりこのマウスも落として足に引っ掛けたためUSBケーブルが伸びて配線が見えていたりします。
MODEL:FDM-G50
メーカー:不詳
このマウス。
元々は、12年位(?)前にPS/2マウスとして発売されていたのですけど、USBが普及し始めた頃にUSBマウスとして復活。
USBならと懐かしさもあって買ったのでした。
でも、すぐにトラックボールのローラーにゴミが付着して動きが悪くなり、その度に掃除をさせられるため、結局、初代Apple wireless Mouseを引っ張り出すことに…。
先日、Apple Storeで触ったApple wireless Mighty Mouseに較べると重いし、ホイールも右クリックも無いのでApple wireless Mighty Mouseが欲しい。