2011年04月24日

Mac OS X 10.6とHFS

Snow LeopardからHFSの標準サポートが停止となりました。
HFSのボリュームの読み込みとマウントは可能。書き込みは不可。
このことは、Mac OS9以前のエミュレーションを行う際に新規のボリュームのイメージファイル作成が出来ないことを意味します。
勿論、Blank Diskは公開されていますので、その分のボリュームは利用出来ますが、任意のサイズのイメージファイルを作ることが出来ません。
mini vMacを使っている身としてはそれでは困るので環境を構築。

これから書くことは、Apple純正のディスクユーティリティで新規に読み書き可能なHFSボリュームのイメージファイル(NDIF)を作る方法です。

【用意するもの】
・ディスクユーティリティ(OSX 同梱)
・MacFuse 2.1.7(現時点でのバージョン)
・FuseHFS 0.1.3(現時点でのバージョン。MacFuse 2.1.5以上が必要)

MacFuse
Mac OS XにサードパーティのFile System Formatを有効にさせる為の機能拡張ユーティリティ。
MacFuse対応のモジュールが必要。

FuseHFS
Snow LeopardでHFSボリュームのフォーマット及び読み書きを可能にするMacFuse用のモジュール。

FuseHFSのアンインストール
下記の2つのファイルを削除。
但し、2.のファイルは私の環境では存在しません。
1. /System/Library/Filesystems/fusefs_hfs.fs
2. /sbin/mount_fusefs_hfs


【使い方】
1.ディスクユーティリティを起動する。
MakeDiscImage_1.jpg
2.「新規イメージ」ボタンをクリック。
MakeDiscImage_2.jpg

フォーマット:HFS
暗号化:なし
パーティーション:パーティーションマップなし
イメージフォーマット:読み出し/書き込みディスクイメージ

3.「作成」ボタンを押す。

以上。
このイメージファイルは、そのままではエミュレーターで使えません。
その相互変換には下記のアプリケーションを使います。
SetFType.MvIm
SetFType.dimg

SetFType.MvIm
HFSボリュームのイメージファイル(NDIF)をmini vMac用ファイルに変換。
1.イメージファイルをアイコンにDrag & Dropする。
2.拡張子を.dskに変更。

SetFType.dimg
mini vMac用ファイルをHFSボリュームのイメージファイル(NDIF)に変換。
1.mini vMac用ファイルをアイコンにDrag & Dropする。
2.拡張子を.dmgに変更。
posted by へじほぐ at 16:43| Comment(0) | MAC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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