【あらすじ】
2003年ミシガン州の地方紙の記者であるボブ・ウィルトンは、順調な仕事と愛する妻との毎日の生活に満足していた。 しかし、それは同僚の突然の死によって一転する。 妻が、「死は突然訪れる。ならば、自分の好きに生きる方が良い」と考えて、上司のもとへと走ったのだ。 自暴自棄な生活。 「もう、どうともなってしまえ」と一発当てるつもりでイラクに取材に行く事にする。 結果が出れば、妻も考えを改めて自分のもとに戻って来るかもしれない。 だが、そんな旨い話が有るわけも無く、現地に着いた早々に後悔するのであった。 収穫も無く、途方に暮れ夕食を採っていると、ビジネスマンのリン・キャシディという男と知り合う。
「リン・キャシディ?」
ボブにはその名前に聞き覚えが有った。 以前、超能力が使えるという触れ込みの男を取材した際、軍の極秘超能力部隊の実力No.2だという男の名前だったのだ。 あの話は本当だったのかとスクープの予感に気持ちが高揚するボブ。 はやる心を抑えつつ取材を申し出るのだが…。
【感想】
この映画、笑わせたいのか、イラク戦争を皮肉りたいのか何が目的で作られているのかはっきりしない映画です。
コメディなんでしょうけど、笑いのつぼが自分とはズレていてあまり笑えませんでした。 イラクではアメリカ人の凶行が酷く、イラク人を虐げる内容になっていて更に笑えない。 捕虜の扱いも酷く、イラク戦争を否定する反戦映画なのかと思いましたが、映画の展開はそういう感じでも無いのです。 また、「本当に実在した超能力部隊」と言うのも全く必要ない設定だし。 結局、最後まで何が言いたいのかさっぱり判らず笑うことも出来ず、自分にとっては面白くない作品でした。 千原ジュニアの「自分が日本向けタイトルを付けました」ってのも必要だったのか不明。