2010年09月03日

映画 フェアウェル

昨日、映画 フェアウェル さらば、哀しみのスパイ(原題:L'AFFAIRE FAREWELL)をシネ・リーブル博多駅に観に行ってきました。
113分
フランス

【あらすじ】
1980年代、ソ連在住のフランス人電気技師のピエールは、フランス出張時に上司のジャックから、ソ連にて一人の人物と接触し、荷物を受け取るよう頼まれる。 何も知らないピエールは心良く引き受けるが、 実は会う事になるその人物は、名をセルゲイと言い、KGBの大佐だった。 そして、セルゲイが渡したものは西側陣営の機密情報。 何故こんなものを彼が持っているのか驚愕するピエール。 そんな彼を静かに見つめながら、セルゲイは驚くべき事を話す。 「アメリカの高官15人は、ソ連のスパイだ」 国家間の陰謀に怯え、家族の為にも止めようとするピエールだったが、セルゲイの想いを知るにつれて苦しみつつも、積極的に関わっていく。 セルゲイも素人を送り込むフランスに呆れつつも、その後に送り込まれたエージェントが空港であっさりバレる事からノーマークであるピエールの有用性を認識し、ピエール以外との接触を拒む。 また、唯一秘密を話せるピエールには心の内を漏らすほどになっていく。 セルゲイとピエールによってフランス情報機関に次々と送られて来る西側諸国の機密情報。 徐々に明らかになるソ連のスパイ網。 歴史はソ連崩壊に向けて急速に舵を切り始める。
【感想】
前代未聞の東西機密情報ダダ漏れ合戦。こんなことが起こっていたとは驚愕です。 そして、それをきっかけにペレストロイカに傾いていたというのは初耳でした。
また、実話を元にした映画だけに、その時代の出来事を知っていると、あれはそう言う意味が有ったのかとか納得したりして面白いです。
それにその時代の有名人が当時の映像で出てたりして懐かしい。
TVのテニスの試合中継でビヨン・ボルグが出てたり、セルゲイの息子のイゴールが好きなクイーンがイゴールの妄想で出てたり(フレディがコンサートでWe will rock youを歌っているシーン)とか。
セルゲイがピエールにフランスで買ってきて欲しい物を話す時の会話も親子のジェネレーションギャップが感じられて興味深かった。
セルゲイ「ジョニー・ウォークマンと…」
ピエール「…あはは、ソニー ウォークマンだな。」
セルゲイ「…ああ、それかも。それとキーンのカセット。アメリカ人だ」
ピエール「…はは。多分、クイーンだ。英国人だよ」

フランス ミッテランとアメリカ レーガン&CIAのそれぞれの立場と陰謀。お互いの腹の探り合い化かし合いも興味深かったです。この辺は殆ど創作なのでしょうけど、本当にあってそうです。 最後のピエール一家の進退には、ドキドキしました。セルゲイ親子の家族愛も見せ場です。 そして、セルゲイとピエールが同じ様な場所を同じ様なシチュエーションで移動するシーンを交互に見せながら、別の展開になっていくクライマックスには脱帽です。 これは非常に面白いです。お勧めの作品です。
posted by へじほぐ at 09:08| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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