先日、映画 ベスト・キッド(リメイク)の試写会に行ってきました。
先日と言っても、丁度一月前なんですけどね。
この映画は、原題は「The Karate Kid」で、1984年に作られた同名映画のリメイク版です。
【あらすじ】
父親を亡くした少年ドレ(ジェイデン・スミス)は、母親の転職で中国の北京に引っ越す。
そこは、環境が変わり不慣れな上に、中国語も喋れず理解出来ないドレにとっては、とても窮屈で退屈な町だった。
また、調子が良く知ったかぶりや強がりを言うため、痛い目に遭うこともしばしば。
ある時、公園でバイオリンを持つ少女に一目惚れし声を掛ける。
少女は、英語を喋ることが出来たため、ドレは嬉しくなって付きまとうが、それが気に入らない悪ガキグループのボスのチョンに目を付けられ喧嘩を売られる。
弱いくせに強がるドレは喧嘩を買うもののクンフーを駆使するチョンに打ちのめされる。
更に、通う学校が同じであったため、会う度に難癖を付けられいじめられていた。
何とか仕返ししたいドレは、悪ガキグループの後をつけて、泥水(?)をぶちまける。
逃げ回るドレだが、追いつかれ袋だたきにされかかる。
そこに、アパートの管理人のハン(ジャッキー・チェン)が現れ助ける。
ハンがクンフーの達人であることを知ったドレは教えを請う。
最初は断り続けていたハンだが、行きがかり上教えることにする。
但し、クンフーは「自分を守るために使う」ことを条件に。
そして、クンフーの大会でチョンに勝つための特訓が始まった。
【感想】
まぁ、この手のサクセスものは、そこそこ面白いことが決まっているので、確かに結果的には面白かったです。
ただ、前半分ほど、ものすごく退屈というかイライラします。
というのも主人公が、生意気で自己中でほら吹きで思いやりが無くてとてもむかつくのです。
「そりゃ、苛められるよ」と同情出来ない感じで。
後半の特訓に身を入れだしてからは心情の変化もあり面白いです。
ただ、2つほど疑問点が有ります。
1.何故、北京に舞台を移したのか?
映画を観てても理由が判らない。
むしろ、悪い中国に苛められる米国が、それを打ちのめすと言うプロパガンダが込められているような気がして気持ち悪いです。
あそこまでクンフー教室の教官を悪く描く必要があったのだろうか?
また、カラテ・キッドなのに実際はクンフーを教えているし。
クンフー・キッドにしたら良かったのでは?
2.ハン(ジャッキー・チェン)が何故クンフーを教える気になったのか理由が判らない。
あの過去話では、説明になっていないと思います。
この映画は、一応子供向けなのかも知れませんが、子供連れの際には注意が必要です。
苛めのシーンは生々しくて、小さいお子さんは泣き出します。
実際、何人か泣いていました。
最後は大喜びしますけど。
ジャッキーと子供達のクンフーは、中々見所です。
子供達は、ジャッキーと戦えて楽しかったのではないかと思います。
私は、チョンが悪役ながら面白かったですね。
もう少し彼の人となりとか掘り下げると面白くなったのかも知れません。
試写会は、ユナイテッドシネマ福岡で開催されました。
雨が降っていたものの、親子連れが多く、100人ほどいました。
主役を演じたジェイデン・スミスは、ウィル・スミスの息子ですが、上映前の前説の人が「ウィル・スミスと自分は有る関係がありまして………………………………実は同じ生年月日なんです」と言うのに会場が大受けで満足げな顔(どや顔)が印象的でした。