2010/05/14に「鉄男 THE BULLET MAN」を観に行きました。
チケットぴあにティーチイン付きチケットを受け取りに行ったときに10人ほど買われていると言うことでしたが、前日になっても購入可だったので、正直「人が10人しか居なかったらどうしよう」と戦々恐々としていったのですが、蓋を開けてみると定員80人のシアターで約60〜70人は入るという、割に大盛況な状態でした。
もしかしたらサクラが動員されていたのかもしれませんが。www
さて、映画はと言うと面白いと思うこと半分と「えーなんで?」と思うこと半分と言ったところでしょうか。
カメラの動きや視界の狭さ。戦闘シーンのスピード感はなかなか面白く楽しめます。
ですが、カメラをあまりにも動かしすぎて全く何も写ってない白いノイズのような状態になることが多々あり興ざめすることも。
また、「どーん、どーん」と音楽が流れるのですが、とても大きな音で流すので、心臓に悪いというか辛いです。とても好きな曲なんですけどね。監督は「もっと音を大きくして欲しい」と支配人に言っていましたが、「勘弁して」と言うのが正直な感想です。
支配人も苦笑いしていたので大きくはしないと思いますが。逆にもう少し音量を下げるような気がします。
オフィシャルに行くとどんな感じの音楽か判ると思いますが、
大音量で鳴るのでご注意ください。
音楽と金属が擦れるような音が中々良いです。
あと、真っ暗なところからフラッシュがたかれるような真っ白い画面になるシーンがしばらくあって、これが眩しすぎて目が開けられないという。
ホント辛いのでやめて欲しかったです。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、最後の崩壊のシーンは中々面白かったです。
CGだとは思ったものの中々リアルに見えるので「力入っているなぁ」と感心していたのですが、撮影の仕方を聞いて「おーそんなことで」と更に感心してしまいました。
監督は、怒りっぽい無骨な人かと思っていたのですが、ユーモアに溢れた面白い人でした。演技かもしれませんが少々自虐的な所もあります。www
質問に対する監督の答えに会場内が大爆笑するということが多々あり楽しかったです。
また、機会があったら会いに行きたいですね。
しかし、悪夢探偵は3部作と言うことだったのですが、2作目で2つの話をまとめて詰め込んだので終わっているらしいというのがちょっとショック。
配給も倒産しており、次回作も予定がないとか。でも、でも、でも。TVシリーズのようなアイデアは有るようなので拾ってくれるところがあり機会が有れば、何らかの形で悪夢探偵が復活するかもしれないとのこと。楽しみに待ってますよん。
さて、鉄男3作品のどれが一番面白かったかというと、一番最初の作品です。色々チープな作りではありますし、いまいち納得のいかない展開とか有りますけど狭い構図で撮るカメラワークとか白黒の映像が醸し出す緊迫感や追われる者の緊張感に追う者の狂気などとても面白いと思います。ただ、一般受けはしないだろうなと言うのが全作すべてに通じるのが少々悲しいところでしょうか。今回の新作は、1,2作の内容をつぎはぎして合わせたような作りになっています。ですが、最後は、1,2作と異なったちょっと意外な展開でした。最後の少し手前で、1,2,作に似た展開になるのですが踏みとどまるという。あと、精神とか心の内面とか悪夢探偵に似た面もありますね。まぁ、ちょっとあれな作品ですが色々楽しめる面もあると思いますので興味がある方は観られると良いかと。